仕事のこと

思考停止にならないために

思考停止にならないために

思考停止したら終わりだと思っている。

これは別に特定の誰かに向けて言いたいわけではく、むしろ自分への戒めである。

思考停止になっていないか

皆さん、あるいは皆さんの周りには思考停止状態に陥っている人はいないでしょうか?

思い当たる節がある人は気を付けましょう。

自分がそうである場合は気を付けようがありますが、周囲にそういう人が目立つ場合には環境を変えることも検討すべきかもしれません。

 

なぜ思考すべきなのか

私は思考することを非常に重要視していますが、それは思考がすべての始まりだからです。

またより良い人生を歩むためでもあります。

 

批判的に物事を考えることこそ民主主義の根底ですし、仕事においても改善やイノベーションは思考することからしか生まれようがありません。

ですが、実際には考える事を辞めてしまっているように見受けられる人が少なくありません。

本人はそのつもりはないのでしょうし、環境がそうさせてしまっているように思うこともあります。

 

すべてを個人の意思でどうにかできる、と考える程傲慢ではないつもりですが、だからこそ個人で意識してできる部分は実践して行きたいものです。

 

使わない筋肉が時間の経過とともに衰えていくように、使わない頭(脳)も衰えていきます。

ひるがえせば、使われている頭(脳)はどんどん鍛えられていきます。

気づいた時に手遅れにならないように思考する習慣を持ち、思考力を鍛えていきましょう。

 

会計業界において思考するとは何か

では、我々のような会計の業界に身を置くものが、思考するとはどういうことでしょうか。

大きく、結果とプロセスの2つにわけて考えたいと思います。

 

結果について思考する

会計と一口にいっても様々ありますが、主な最終成果物としては有価証券報告書や会社法計算書類、税務関連の申告書やマネジメント用の資料等でしょうか。

これらはどこの会社に所属していようが、どの会社にサービスを提供していようがあまり変わるものではありません。

誰が担当しても同じ成果物を求められます。

・・・と書きましたが、果たしてそうでしょうか?

あるものを単に作成するといっても、潜在的な需要があるかもしれません、将来起こり得る変化を見込んで色々と準備できることもあるかもしれません。

決まり切ったことを繰り返すのは「仕事」というよりは「作業」でしょう。

創意工夫をこらし、改善していくことが仕事のはずです。

結果についての詳細は別の機会に詳しく述べたいと思いますが、今やっている仕事の成果物が果たしてそのままで良いのか、日々自問してみることから始めてみると良いでしょう。

 

 

プロセスについて思考する

我々が違いを出すとすればプロセスも対象になります。

同じ成果物を作成するのに、かたや1日、かたや3日では大きな違いになりますし、携わる人員がかたや5人、かたや10人でも大きな違いです。

 

ではプロセスの違いはどこが生まれるのでしょうか。

もういうまでもありませんが、思考の差、以外にありません。

 

登山で考えてみる

ここで1つ、登山を例に考えてみましょう。

1つの山を登るための方法はどんなことがあるでしょうか。

歩く、走る、自転車を使う、車を使う、リアカーで引いてもらう、ロープウェーを使う、ヘリコプターを使う、等々でしょうか?

歩く、走る以外は「そんなの登山じゃない」と思われるかもしれませんが、登山は自分の足で登らなくちゃいけないルールはないはずです(実際にやるかやらないかはおいておいて)。

ここで、歩く、走る、の2択しか出ない場合、それは思考が停止しているかもしれません。

あるいは、常識にとらわれ過ぎているとも言えます。

 

仕事で考えると、歩く、走るは人間の力だけでなんとかしようとしている状況と同じと考えられます。

登山「もう日の出まで時間がないから、寝ずに走るぞ!」

仕事「もう締め切りまで時間がないから、朝まで気合でなんとかするぞ!」

と言った感じでしょうか。

 

ですが、邪道だとしても、自転車でも車でもリアカーでもロープウエーでもヘリコプターでも使えばもっと楽に頂上に着くことができるかもしれません。

一度立ち止まって考えてみましょう。

この時、「そもそも登りたい山はこの山であっているか?!」という視点も忘れずにいましょう。

求められう結果は同じ、と上述しましたがあくまで一般論にすぎません。

最適な結果は、今までと同じとは限りませんので、常に批判的に物事を考える視点は重要です(実際に批判するかどうかは状況次第なのは言うに及びませんが)。

 

 

仕事でも同じように考えることができます。

気合で乗り切る前に、人員を補充する、外部に委託する、暫定的な処理を行い翌月修正する、情報の取り方を変える、担当を見直す、取引の契約条件を見直す、等々、状況次第で打つ手は数え切れないほど可能性として挙がってくるはずです。

もちろんすべてが現実的であるか、という問題をはらんでいますが、検討する余地はあるはずです。

そしてより良い方法があるのであれば、その方向性に踏み切ることで、チーム全体で検討していく体制に切り替えることができます。

一人の力では限界があっても、チーム全体で考えればより良い結論を導き出せる可能性はぐっと高くなります。

 

なぜ思考できないのか

思考するのが得意な人と、不得意な人がいるのはもちろんですが、日本人はもともと思考するのが得意ではないように思います。

また、空気を読みあう文化にあって、自分で思うことよりも周囲に同調することが求められてきました。

私が、日本人が思考が不得意であると考える要因は、教育、歴史、インターネット、主にこの3つによるものであると考えます。

本題ではないので軽く触れる程度にしますが、考えてみる価値はあるのではないでしょうか。

教育

日本の教育は、戦前から大きく変わってないといいます。

つまり、戦争に勝つために国家に従順な国民をつくるための教育です。

1+1=2、2×2=4、といった具合に、答えのある問題を解かせるのが日本の教育の特徴です。

これでは当然考える力はつきません。

 

よく言われることですが、社会に出ると答えのある問いや、その場その場で答えが変わる問いばかりですから、考える事を教えられてきていない我々にとっては非常に難しい問いになります。

歴史

歴史と書きましたが、経験と置き換えて良いかと思います。

日本の歴史にさして詳しいわけではありませんが、少なくとも近代、あるいは現代において、国民が何かを大きく変えてきた、という経験をしていないように思います。

最近で言えば香港の民主化デモや、韓国の日本や大統領にに対するデモ等、盛んに報じられてきていますが、日本では大規模なデモは少なくとも私が生まれてからの約30年間は起きていません。

上述した教育に加え、自分たちで何かを変えることができる、という実感がないために、思考することを辞めてしまっているようにも思います。

 

インターネット

そしてインターネットです。

インターネットの普及により、自分で考えることなくすぐにスマホやパソコンで検索し、答えにたどり着くことができるようになってしまったことの弊害として、思考する力が失われているのかもしれません。

 

少し調べれば、そういった傾向があるという研究がいくつも見つかります。

思考する力がない人ほどドツボにはまっていく可能性が高いと思われるため、インターネットをうまく利用し、思考する力を低下させてないように注意する必要があるでしょう。

 

最後に

では、どうすれば思考する力は養うことができるでしょうか。

私は「紙に書く」ことで思考を養えると考え、実践しています。

自分で文字にし、思考を整理し、吐き出す。

そしてそれについて思うこと、考えたことをまた紙に書く。

これの繰り返しです。

できれば少し良いノートを買って、習慣化できれば確実に考える力は成長していきます。

 

これは、成功者の多くが実践していることでもあります。

こちらなど参考にしてみてはいかがでしょうか。

私が「紙に書く」ことを始めるきっかけになった本です。

「紙に書く」系の本は検索すれば読み切れないくらい出てくるので、自分にあった本を自分で「考えて」選んでみるのも良いでしょう。

 

※なお、文中の意見にわたる部分は筆者の私見であり、いずれの団体等の見解を代表するものではありません。                                                   

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矢野譲公認会計士・税理士
公認会計士・税理士。 2018年開業、現在はコンサルと税務。行動と継続が座右の銘。趣味は映画と読書と音楽と麻雀と靴と時計。独立会計士の成功モデルを模索・構築中。更新頻度が著しく低いブログ(http://yano-cpa.com)書いてます。NCC通学。
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