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会計基準の理解不足、及び、人員不足のリスク
内部統制の構築の重要性
経営財務の2022.12/12号(No.3584)に
「開示すべき重要な不備」22年3月期に24社、リベートに係る収益認識誤り等
という、記事が掲載されています。
これは22年3月期の決算に関する内部統制報告書において、24社が「開示すべき重要な不備があり、内部統制は有効でない」旨を開示していたことに言及されています。
その半数が「会計処理等の誤り等」で最も多く、収益認識基準やリース会計に関する理解不足が要因となっているものもあるようです。
昨今、収益認識基準やIFRSを含むリースに関する基準が更新されたことは周知の事実ですが、各社でそれをどこまでキャッチアップして自社に対する影響を適切に把握できているか、対応が難しい会社も少なくないと思われます。
それに加え、人材の流動性も高まり優秀な人材ほど転職していくリスクもあります。
専門性の高い領域では業務が属人化しやすいうえに、知識や経験までもを短期間で後任者に引き継ぐことは難しいため、経理体制を適切に構築するのが難しい会社も多く出てきていることと思われます。
これを「新しい会計基準や基準の改正をキャッチアップして適用する」という非常に重要な内部統制(統制環境)を整える機会と考えてみることも必要かもしれません。
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※なお、文中の意見にわたる部分は筆者の私見であり、いずれの団体等の見解を代表するものではありません。
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