スポンサーリンク
【概念フレームワーク】報告企業の経済的資源と報告企業に対する請求権
報告企業の経済的資源と報告企業に対する請求権
日本語に訳されたIASBの(財務報告のための)概念フレームワークを読んでいると、「報告企業の経済的資源」と「報告企業に対する請求権」という言葉をよく目にするかと思います。
個人的に読んでいて非常にわかりにくい表現だな、と思ったので(特に「報告企業に対する請求権」)備忘の意味を込めて記載しておきます。
報告企業の経済的資源とは?
「報告企業の経済的資源」は、原文(英語)では「a reporting entity’s economic
resources」となっています。
こちらは財務諸表上の資産と理解して差し支えないでしょう。
報告企業に対する請求権とは?
続いて「報告企業に対する請求権」ですが、原文では「claims against the entity」と記されています。
こちらは上記の「報告企業の経済的資源」の対になる概念として、負債及び資本と理解して差し支えないでしょう。
最後に
日本基準では一般的に「請求権」という言葉は見かけないのでわかりづらいかもしれませんが、このように整理してみると逆にそれ以外ないか、という気さえしてきます。
ただただ概念フレームワークを読んでいるだけだ、普段見慣れない言葉に理解が追い付かず読み進めるのに苦労しますが、1つ1つ整理してかみ砕いていくと腹落ちしやすくなるのではないでしょうか。
※なお、文中の意見にわたる部分は筆者の私見であり、いずれの団体等の見解を代表するものではありません。
スポンサーリンク
スポンサーリンク