会計のこと

2020年度の時間あたりの監査報酬が前年比で減少

2020年度の監査報酬

2020年12月に公認会計士協会が「監査実施状況調査」を公表しました。

ここでは監査区分毎の会社数や監査人数、監査報酬や時間当たりの監査報酬などが掲載されています。

金商法の連結財務諸表提出会社

監査報酬の総額

連結財務諸表を提出する金商法監査の監査報酬の総額は52,717千円(前年52,385千円)で、前年比+332千円となりました。

監査総時間

これに対し、監査に要した総時間は4,441.11時間(前年4391.3時間)で前年比+49.81時間となりました。

1時間あたりの監査報酬

ここから1時間当たりの監査報酬を算出すると、11,870円(前年11,929円)で-59.0円となります。

金商法(連結あり)平均

2020年度 2019年度 前年比
監査報酬(円) 52,717,000 52,385,000 +332,000
監査時間(時間) 4441.1 4391.3 +50
時間当たり報酬(円) 11,870 11,929 -59.0

 

コロナの影響もあったのか、あるいは、BIG4から中規模監査法人への移行などの影響もあるかもしれませんが、監査業界全体として明確な報酬の値上がり傾向はないようです。

 

 



※なお、文中の意見にわたる部分は筆者の私見であり、いずれの団体等の見解を代表するものではありません。 



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